病気や疾患

Illness or disease

大腸がん(大腸ポリープ)について

大腸がん

大腸がんは近年増加が著しく、最新の統計では日本で最も発生頻度の高いがんとなりました。大腸がんは男女とも増加傾向にあり、大腸がんによる死亡数は女性では第1位、男女計でも第2位となっています。
大腸がんの原因は十分解明されていませんが、食生活の欧米化との関連性が示唆されています。大腸がん発生頻度は十年以上前から、欧米より日本のほうが多くなっています。米国では1970年代に日本食がベストの食事内容であるとの調査報告がなされ、徐々に食生活を変化させて来ており、大腸がんをはじめ各種がん腫による死亡は減少傾向と言われています。日本食の本家であるわが国では依然としてがん死亡は増加しており、日本人もそろそろ食生活を考え直す必要があると思われます。

大腸がんの発見および診断について

大腸がんは早期に診断・治療できれば治癒する可能性が十分あり得るがんのひとつです。
早期発見するためには検診を受けることがもっとも大切ですが、血便を契機に早期発見できることも少なくありません。大腸がんの部位別頻度は、直腸とS状結腸がもっとも多く両者で半分以上を占めます。この部位は肛門に近く、がんが発生すると便の表面に血液が付着するいわゆる血便を認めることがあります。血便や急な便通変化といった自覚症状以外に大腸がんを発見する方法は、大腸がん検診を受けることです。大腸がん検診は便潜血反応という方法で行います。これはがんの表面から滲み出るわずかな出血を捉え、大腸がんの存在を推測する方法です。便潜血反応陽性の方から大腸がんが見つかる頻度は、2~3%程度です。そしてポリープが見つかる頻度は約20%くらいと報告されています。これが低いか、高いかは感じ方が人それぞれだと思いますが、ポリープを摘除することで大腸がんによる死亡を減らせることが証明されていますのでこの検査は非常に有用だということがわかります。

大腸がんの検査について

大腸がんを発見するために、内視鏡検査を受けることが重要です。内視鏡検査とは、肛門から内視鏡を挿入して曲がりくねった大腸のなかを進めながら、大腸の内腔を観察する検査です。
大腸は屈曲部が多い臓器であり、スコープを挿入するには技術を必要とします。当院では検査の際、できるだけ不安を和らげる目的で、鎮静剤を注射して検査を行っています。内視鏡検査時に大腸の内腔に便が残っていると病期の発見に支障がでてしまいます。このため、大腸の内視鏡検査に先立って腸内を空っぽにする必要がありますので、腸の内容物を洗い流すためのお薬を飲んでいただく必要があります。当院では、検査前日夜に下剤を服用していただき、検査当日、午前中に約1~2Lの腸管を洗浄するための液体を服用していただいております。以前は、腸管を洗浄するための液体は飲みにくいと言われていましたが、メーカーの開発で最近は随分飲みやすくなってきています。
大腸内視鏡検査は、大腸がんの発見だけでなく、大腸ポリープの診断と治療を行うことができます。大腸ポリープというのは大腸にできる“できもの”の総称で、そのなかにはがん、腺腫という良性腫瘍、過形成というただのイボ、など色々なものが含まれています。この中で、腺腫と呼ばれるポリープは、がんの芽のようなものであり、良性の腺腫の段階で内視鏡を使って切除することにより、がんを芽のうちに摘み取ることができると考えられています。

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